ケミカルピーリングでは、どういった成分が使用されるの?
セルフケアで改善できるニキビ跡には、どうしても限界があります。
色素沈着を起こしてしまったり、クレーターのようになったニキビ跡については、やはり皮膚科医や美容クリニックなどでの専門的な治療が必要です。
専門機関によるニキビ跡の治療でポピュラーなケミカルピーリングですが、どういった薬剤が使用されているかご存知ですか?
一般的には、グリコール酸といったAHAなどのフルーツ酸、またはBHAと呼ばれるサリチル酸マクロゴールなどが使われます。
より強い治療を行う必要がある場合には、トリクロロ酢酸が使われることもあります。
いずれにしても、専門的な知識や技術を持った医師による取り扱いの必要な成分であり、それだけしっかりした効果を期待できます。
具体的に、どういったニキビ跡に適した治療法なの?
ケミカルピーリングによる治療で高い効果が期待できるケースとしては、赤みが残ってしまった場合や、浅めのクレータータイプのニキビ跡です。
ケミカルピーリングを行うことで、表皮のターンオーバーが活性化されるとともに、真皮の皮膚細胞が刺激を受け、新たにコラーゲンを生成していきます。
治療の方法としては、患部の表面に薬剤を塗ることで、毛穴に詰まった老廃物を溶かすとともに、古い角質まで除去します。
酸性の成分ですので、治療の後には中和をする必要があります。
ケミカルピーリングを行うことのメリットとは?
治療方法としては薬剤を皮膚に塗布するだけですので、入院をする必要がありません。
そのため、いつもの日常生活を送りながら、ニキビ跡の治療を行えるというメリットがあります。
レーザー治療に比べて、かさぶたができるまでのダウンタイムを気にする必要がないというのも安心なところ。
身体的な負担も少なく、適切にインターバルをとることで、確実にニキビ跡の治療を進めていけます。