もちろん、ニキビのケアを最優先に
説明するまでもありませんが、ニキビ跡はニキビができた後にできます。
そのため、ニキビがより大きな炎症を起こす前に、適切なケアを行うことが大切です。
わたしたちの皮膚は、表皮と真皮、皮下組織という3つの層からできています。
皮膚の炎症が表皮などの深度のごく浅いところでとどまっているうちは、セルフケアを行うことが可能です。
患部を清潔に保つことが第一ですが、くれぐれもニキビをつぶさないように注意してください。
白ニキビの状態であっても、つぶしてしまうことで皮膚の組織が大きなダメージを受け、真皮の深いところまで炎症を起こすきっかけとなる場合があります。
ニキビ跡ができてしまったら、まずは保湿からスタート
ニキビ跡の多くは、皮膚の組織が線維化した状態にあります。
皮膚の角質が寄り集まって、固くなった状態と言ってもいいでしょう。
そのため、ニキビ跡をケアする第一歩は、そういった角質をやわらかくすることです。
保湿をすることで角質はやわらかくなりますし、化粧水なども浸透しやすくなります。
ビタミンCやコラーゲンなどの摂取も効果的
レモンなどのかんきつ類に含まれるビタミンCには、抗酸化作用があります。
ニキビ跡の周囲の皮膚の炎症を抑える効果が期待できますし、血管がダメージを受けたことによる色素沈着を軽減することにも役立ちます。
また、凹凸のようなニキビ跡でお悩みの方には、コラーゲンの摂取がおすすめ。
こういった皮膚の凹みは、皮膚組織のエラスチンやコラーゲンがダメージを受けている状態にあることを表しています。
そのため、新たにコラーゲンをとりいれることで、皮膚の凹みを修復することができます。
また、コラーゲンには皮膚をふっくらとさせる効果もありますので、クレーターのようになってしまったニキビ跡には、とても効果的です。