レーザー治療が効果的なニキビ跡は?
ニキビ跡は種類によってセルフケアだけで治せるものと、そうでないものがあります。
白ニキビや赤ニキビができて、そのあと赤いニキビ跡ができたような場合には、きちんと洗顔、保湿を行っていれば自然と色が薄くなっていきます。
これはニキビの炎症が皮膚の表面である表皮にとどまっていて、ターンオーバーで皮膚の細胞分裂が活性化し、ダメージを受けた細胞が排出されるためです。
ところが、ニキビによる炎症がもっと深いところ、真皮や皮下組織にまで到達していると、こうはいきません。
というのも、皮膚の新陳代謝であるターンオーバーは、表皮でしか起きないからです。
そういった場合には、レーザー治療が効果的と言っていいでしょう。
ニキビ跡のレーザー治療には、どういったものがある?
ニキビ跡に効果的なレーザー治療としては、4つの種類があります。
まず一つ目は、フレクセルレーザー。
皮膚から0.1ミリ程度の深さの小さな穴を開けることで、真皮にまでレーザーが到達し、そのエネルギーを受けて周辺の皮膚細胞の新陳代謝を促す方法です。
ニキビ跡の治療としてはとてもポピュラーなレーザー治療です。
続いては、ブリッジセラピーです。
基本的にはフレクセルレーザーと同じ方式ですが、こちらでは炭酸ガスのレーザーを使うことで、より広範囲にエネルギーを照射できます。
1回の治療でより大きな効果を期待できるとして、こちらも人気です。
クレータータイプのニキビ跡でお悩みの方でしたら、炭酸ガスレーザーもおすすめです。
炭酸ガスのレーザーをクレーターの角に照射し、ニキビ跡を目立たなくする治療法で、ニキビ跡をできるだけ早く目立たなくすることができます。
最後はレーザーとマイナス30度の冷却ガスを一緒に放出する、クールタッチレーザーです。
レーザーが照射されることで、患部の周辺はどうしても熱をもってしまいますが、この治療法では患部を治療すると同時に冷却できます。