生理前になると肌荒れがひどくなる、ニキビが増える…このような経験がある女性は多いのではないでしょうか?
ここでは生理前の肌荒れがひどい原因や対策法についてまとめてみましょう。
生理前の肌荒れがひどい割合は65%以上
生理前に肌荒れがひどくなる、ニキビが増えるという女性は65%以上にも及ぶと言われています。
普段は肌の調子がよいのに、生理前になると急に肌荒れがひどくなったり、ニキビが増えたりする場合、その症状は生理前症候群(PMS)に該当するでしょう。
PMSを抱える女性の中でも46%は肌荒れ、34%はニキビ、21%は化粧のノリの悪化があるという結果が出ています。
なぜ生理前はニキビや肌荒れがひどくなるの?!
ではなぜ女性は生理前になるとニキビや肌荒れがひどくなるのでしょうか?
その理由は、黄体ホルモンにあると言われています。
女性の生理周期はエストロゲン、プロゲステロンと呼ばれる2つの女性ホルモンの分泌が増減することでコントロールされています。
排卵前にはエストロゲンが分泌される時期であり、この時期は肌調子がよい時期と言われています。
排卵後は黄体ホルモン分泌が増加していき、この時期は肌調子が悪くなります。
黄体ホルモンが増加すると、皮脂分泌の増加、角質層を厚くする、メラニン生成を促進するなどの働きがあります。
皮脂分泌が増加してしまうと毛穴に皮脂や汚れが溜まりやすくなり、ニキビの原因となります。
また角質層が厚くなることで乾燥肌が進み、ニキビができやすい肌状態になってしまうのです。
さらにメラニン生成を促進することで、肌のシミやくすみがアップしてしまう可能性もあります。
黄体期にはしっかりと保湿を心がけよう
黄体期にニキビや肌荒れがひどくなるという場合は、しっかりと保湿を心がけましょう。
特に生理前は肌がピリピリしやすく、敏感になっています。
そこで敏感肌用など、刺激の少ない化粧品を選ぶようにしましょう。
また黄体期には水分をしっかりと摂取して、睡眠の質を高めるようにするのも効果的です。