最近注目されているニキビ跡の治療法、それが皮膚再生治療です
日ごろからスキンケアを丁寧に行っている方の多くが注目しているのが、皮膚再生治療です。
PRP治療とも呼ばれていますが、このPRPとは、多血小板血漿のことです。
なんだかとても難しい治療法のように聞こえますね。
シンプルに言うと、自分の血液を使って、そこに含まれる有効成分、つまりは血小板の有効成分を濃縮したうえで、治療を行いたい部分に注入する治療方法です。
ニキビ跡の治療においても注目されている理由としては、この治療を行うことで、ダメージを受けて壊れた皮膚細胞に有効成分が深く浸透し、細胞自身の活力を促すためです。
これまで、色素沈着や浅いクレータータイプのニキビ跡であれば、ダーマローラーやレーザー治療である程度治療をすることができましたが、深いクレーター状のニキビ跡には効果が期待できませんでした。
一方、皮膚再生治療であれば、お肌本来の再生力を引き出せますので、時間をかけてニキビ跡を回復していくことが可能になるのです。
では、具体的にどのようなメカニズムになっているの?
皮膚再生治療を行う際には、まず採血を行います。
血小板には、トラブルを抱えた細胞や血管などを再生させる働きがあり、この血小板を中心に抽出していきます。
あとは、ニキビ跡の周辺に注入していくだけ。
血小板は表皮を通り抜け、真皮や皮下組織にまで到達し、十分に吸収されます。
ダメージを受けた皮膚細胞に浸透し、繊維芽細胞を活性化させたり、新たにコラーゲンを生成したり、血管を新生したりしていくのです。
皮膚再生治療のメリットとは?
まず、自分の血液から血小板を抽出していきますので、アレルギーの心配をする必要がありません。
ニキビ跡の治療では、さまざまな有効成分を導入する方法がありますが、雑菌の混入による感染症やアレルギーは、どうしても気になるものです。
また、効果に持続性が期待できるというメリットも。
細胞自身の働きを回復してくれる治療法ですので、ヒアルロン酸などの注入に比べて、より長い効果を期待できます。